論文の査読をする意義、 As a Reviewer

論文の査読をする意義
As a Reviewer


また論文の査読が来ました。とある1つのジャーナルだけで去年は7つくらいの論文を査読しました。(正直、時々疲れます…)この査読という作業は正直やってもあまり、表に業績として出ないですし、本意味があるのかと思うこともあります。一方で興味がある論文は面白く読めるのと、とても勉強になります。

個人的に論文の査読をするにあたり、こころがけていることは

1. 内容が悪くても出来るだけRejectにせずMajor Revisionとして可能な限り修正を促す。
もちろんケースレポートのようにケースがいまいちでどうにも出来ないときはrejectにしますが、出来るだけMajor Revisionにするように心がけています。何故ならEditorも査読に回してくるくらいなので、Editor自身も多少はpublishしてもよいと思っているのと、Rejectはすぐに出来ますが可能な限り修正をして良い論文を作ってもらえたらと思っています。もちろん査読する雑誌のIFに合わせますが、IFが低いものは出来るだけ修正にしたい感じです。

ちなみによく査読で、たくさんの遂行困難そうな厳しい指摘をうけると、他の雑誌に投稿しようかなと思ったり、ゲンナリすることがありますが、Rejectになっておらず厳しい指摘があるときこそ大チャンスになります。ダメなら雑誌側はRejectにすればよいわけですが、そうしないということはかなりの確率で最終的にはacceptされます。


2. 簡潔に書く
長く書く人も多いですが、やはり要点を簡潔に書いた方がオーサー側も修正しやすいですし、またこちらも仕事が沢山あるなかでの作業なので無駄な時間は避けたいです。

まあ、これくらいですかね…。

ちなみに投稿する側の注意点としては、例えばケースレポートなら、要点は2つ、
?どれくらい珍しいか(Rare Case)、?うまく治療出来たか(Successful Treatment)
です。どちらか1つは必ず必要になります。どちらもないものはどこへ出してもダメです。
ちなみに私が査読した雑誌は(英文のみ)
・BMJ
・Plos One
・Respiratory Care
・Heart & Lung
・Journal of Intensive Care
・Acute Medicine & Surgery
が主なものです。

そうは言っても査読依頼が来ると何故か嬉しいものです。









by kaigaiwataihenda | 2016-04-16 13:10 | ドクターKの研究
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